パラコードとは

パラシュート・コードとは、元々は第二次世界大戦時に米軍で
パラシュートのひもとして使われていた丈夫なコードです。

軽いポリエステル製のカーンマントルロープ(カーン(芯)と
マントル(外皮)に分かれた編みロープ)の構造になっています。

そのコードで兵士達が仲間に送るお守りのブレスレットを
結び始めたことから、アメリカでクラフト素材として広く注目される
ようになり、カラフルなコードで結んだアクセサリーやチャームは
アウトドアにぴったりな人気のファッションアイテムになりました。

いざという時には解けば丈夫なロープになるサバイバルツール
としての機能性も、注目された理由のひとつです。


本パラコードは、芯となる7本の撚り糸をぐるりと編み地で
覆った作りとなっています。

撚り糸は伸ばしたり引っ張ったりした時に最も強度を
発揮します。
そして、周りの編み地は撚り糸を摩耗から保護する
役割を果たします。

パラコードという名前は、このひもが元々は第二次大戦中に
米軍でパラシュートの吊り下げひもとして使われていたことに
由来します。
実用性に優れたパラコードを、パラシュート部隊の兵士たちは
地上でも様々な仕事に使っていたそうです。
糸巻きに巻かれたパラコードは、基地の作業場やメンテナンス場、
その他強く軽いひもが必要な場所には必ずあったといいます。

他の軍用素材や技術と同様に、パラコードはやがて民間でも
活用されるようになりました。
当初、その利用は兵役期間中にパラコードに慣れ親しんだ
退役軍人達によって広められていき、その後はミリタリー系の
コレクターやハンター、サバイバルゲームの愛好家達も
パラコードの普及に大きな役割を果たしました。

最近では、DIYを趣味とする人達や、成長を続けるパラコードクラフトの
コミュニティに集う人達もパラコードのユーザーになっています。


パラコードは積荷の固定やテントの設置といった
ロープとしての用途の他に、アウトドアツールを
作ったり切れた靴ひもの代わりにしたり、
ズボン用ベルトを即席で作ったりといった事にも
使えます。

その他にも、様々なシチュエーションで役立つ
素材の魅力もあってパラコードクラフトは
世界中に広がり、愛好者が増えています。

インターネット上には多くのパラコードユーザーの
コミュニティが生まれクラフト愛好者のグループが
ある一方、緊急時の備えとしてのパラコードと
その結び方の情報交換をしているコミュニティもあります。


本パラコードは、加熱すると軟化し冷やすと再び固くなる性質を持っています。

コードの端を火であぶると溶けてガラス質に変化するので、
軟化しているうちに周囲のコードになじませたり表面を整えたりすれば、
端を目立たなくしたりほつれにくくすることができます。

このように、コードの端を焼く処理を「焼き止め」といいます。
パラコードの端は、そのままにしておくとほつれたり
芯が抜けたりするため焼き止めは不可欠です。
(ハサミと100円ライターがあれば、簡単におやり頂けます)